日本大百科全書(ニッポニカ) 「満州日報」の意味・わかりやすい解説 満州日報まんしゅうにっぽう 昭和初期、大連(だいれん)で発行されていた代表的植民地新聞。1927年(昭和2)11月1日、満州を代表する二大紙『満州日日新聞』(1907創刊)と『遼東(りょうとう)新報』(1905創刊)が合併して発刊された朝夕刊紙。植民地支配の先兵たる満鉄(南満州鉄道株式会社)を背景にして勢威を振るった。35年8月7日『満州日日新聞』と改題、37年11月、奉天(ほうてん)(瀋陽(しんよう))に本社を移し、わが国の満蒙(まんもう)開拓の指針を示す国策新聞として45年の日本敗戦まで続いた。[春原昭彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例