源三郎(読み)げんざぶろう

朝日日本歴史人物事典 「源三郎」の解説

源三郎

生年生没年不詳
奈良蒔絵師という。一般に蒔絵師源三郎として知られる。『人倫訓蒙図彙』(1690)の巻3に「蒔絵師源三郎筆」とあるものがあり,図彙の巻1・巻2を源三郎画とする説がある。それに従えば,西鶴浮世草子など元禄・宝永期(1688~1711)のかなりの作品が源三郎画と比定される。

(浅野秀剛)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「源三郎」の解説

源三郎(1) げんざぶろう

?-? 江戸時代後期の従僕
文政元年(1818)兄権之助の主人播磨(はりま)(兵庫県)姫路藩士上田左太夫が殺されたため,その犯人とおもわれる水野勘解由(かげゆ)の書生となって証拠を探索。勘解由は死罪となり,その首は左太夫の子にあたえられた。

源三郎(2) げんざぶろう

蒔絵師源三郎(まきえし-げんざぶろう)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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