勘解由(読み)カゲユ

精選版 日本国語大辞典 「勘解由」の意味・読み・例文・類語

か‐げゆ【勘解由】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かげゆし(勘解由使)」の略。
    1. [初出の実例]「九月四日兼勘解由長官」(出典公卿補任‐延暦一六年(797)藤原内麿)
    2. 「勅使勘解由(カゲユ)の長官公時、御願書を開て宝前に跪(ひざまづ)き」(出典:太平記(14C後)二三)
  3. 江戸幕府勘定方異称
    1. [初出の実例]「弾正殿退役ののちに、又めしかへされて、いかにしてか勘ケ由が下官となりし也」(出典:随筆・胆大小心録(1808)一〇八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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