準ひ(読み)ナズライ

デジタル大辞泉 「準ひ」の意味・読み・例文・類語

なずらい〔なずらひ〕【準ひ/准ひ/擬ひ】

《動詞「なずらう」の連用形から》本物に準ずること。匹敵すること。似つかわしいこと。また、そのもの。
「かの人の御―にだにもあらざりけるかな」〈・若菜下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「準ひ」の意味・読み・例文・類語

なずらいなずらひ【準・准・擬】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 動詞「なずらう(準)」の連用形の名詞化 ) 本物に準ずること。匹敵すること。似ていること。また、そのものやそのようなさま。
    1. [初出の実例]「さすがになつかしきことのかの人の御なずらひにだにもあらざりけるかな」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む