準天頂衛星(読み)ジュンテンチョウエイセイ

デジタル大辞泉 「準天頂衛星」の意味・読み・例文・類語

じゅんてんちょう‐えいせい〔ジユンテンチヤウヱイセイ〕【準天頂衛星】

準天頂軌道をとる人工衛星。地球上のある地点から見ると、天頂付近に長時間とどまって見える。→準天頂衛星システム

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共同通信ニュース用語解説 「準天頂衛星」の解説

準天頂衛星

高度約3万3千~3万9千キロの楕円だえん軌道を周回し、特定地域上空に一定時間とどまる人工衛星。2010年に打ち上げられた「みちびき」は、日本の真上に近い軌道を通るため、衛星の電波ビルや山によって遮られることがなく、都市部や山間地でも受信しやすい。衛星利用測位システム(GPS)と組み合わせることで、より正確な位置情報を知ることができる。将来的には衛星を4基に増やし、常に1基が日本上空に位置することを目指している。

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