準天頂軌道(読み)ジュンテンチョウキドウ

デジタル大辞泉 「準天頂軌道」の意味・読み・例文・類語

じゅんてんちょう‐きどう〔ジユンテンチヤウキダウ〕【準天頂軌道】

人工衛星がとる軌道の一。地球自転と同じ周期で公転する同期軌道のうち、適切な軌道要素をもたせ、地上の一地点の天頂付近に長時間とどまって見える軌道のこと。地球上からは数字の「8」のように見えるため、8の字軌道とも呼ばれる。静止軌道の場合、赤道上空の一点に静止して見え、日本のような中緯度または高緯度の地域では低空に位置するため、ビル陰などによる通信の不具合が生じやすい。一方、準天頂軌道の場合、複数の衛星を協調して動作する準天頂衛星システムとして利用することで、中緯度または高緯度においても、天頂付近に位置するいずれかの衛星との通信が常時可能となる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む