溶存無機炭素(読み)ようぞんむきたんそ

最新 地学事典 「溶存無機炭素」の解説

ようぞんむきたんそ
溶存無機炭素

dissolved inorganic carbon ,DIC

水中に溶存する二酸化炭素,それが解離して生成する炭酸水素イオン,炭酸イオン中の炭素の総和で,海水中では炭酸水素イオンが約90%を占める。海洋全体で39,000Pg(ペタグラム)存在し,地球表層圏最大の炭素のリザーバーである。植物プランクトンによる有機物生産,有孔虫などによる炭酸カルシウム殻の生産の材料として炭素循環の中心的役割を担う。大気中の人為起源二酸化炭素の増加に伴い,海洋の溶存無機炭素量も増加傾向にある。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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