現実(読み)ゲンジツ

大辞林 第三版の解説

げんじつ【現実】

今、現に事実として存在している事柄・状態。 ⇔ 理想 「きびしい-を直視する」 「理想と-との違い」 「 -に起こった事件」
〘哲〙 現に事実として与えられていること。また、そのもの。
理想に対してその素材や障害となる日常的・物質的なもの。現状。
理想
現に存在し活動するもの。想像・虚構や可能性ではなく、現に成り立っている状態。実際の存在。実在。
実現すること。 「光明より流れ出づる趣味を-せん事を要す/野分 漱石」 〔「哲学字彙」(1881年)に英語 actuality の訳語として載る。英語 reality の訳語としても用いる〕

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精選版 日本国語大辞典の解説

げん‐じつ【現実】

〘名〙 (actuality, reality の訳語)
① (空想、理想などに対して) 事実として目の前にあらわれているものごとや状態。また、現在、実際に存在していること。〔布令字弁(1868‐72)〕
※波の音(1907)〈国木田独歩〉一「自分は空想の浜から現実(ゲンジツ)の浜に出た」
② (━する) 実現すること。
※野分(1907)〈夏目漱石〉五「光明より流れ出づる趣味を現実(ゲンジツ)せん事を要す」

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