精選版 日本国語大辞典 「滾滾・渾渾・混混」の意味・読み・例文・類語
こん‐こん【滾滾・渾渾・混混】
〘形動タリ〙
① 水など液体が盛んに流れて尽きないさま。泉が尽きることなく湧き出るさま。
※南游集(1364頃)寄維楊故人「大江滾滾流、昼夜無二間歇一」
② 比喩的に、物事の尽きないさま。
※蕉堅藁(1403)山居十五首、次禅月韻「一榻寥々蝸質闊、九衢袞々馬塵高」
③ 入りまじってはっきりしないさま。入り乱れるさま。また、世の中の開けないさま。渾沌(こんとん)。
※玉塵抄(1563)三一「天の形なりこんこんとぬらりとかたちもない心か」
④ 転がるさま。また、回るさま。
※柳湾漁唱‐二集(1831)雑司谷雑題「風車斜挿籃輿上、紅緑渾渾転二彩輪一」
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