漁師鱶七(読み)りょうし ふかしち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「漁師鱶七」の解説

漁師鱶七 りょうし-ふかしち

近松半二ら合作の浄瑠璃(じょうるり)「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」の登場人物。
難波(なにわ)の浦の漁師(じつは藤原鎌足(かまたり)の家臣金輪五郎今国)。おなじく家臣の猟師芝六とともに蘇我入鹿(そがの-いるか)を討つことを計画。嫉妬にくるう女の生き血と爪黒(つまぐろ)の女鹿の血を手に入れ,これをそそいだ笛をふいて鹿の性をもつ入鹿をほろぼす。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android