漆かき(読み)うるしかき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「漆かき」の意味・わかりやすい解説

漆かき
うるしかき

漆を採集する技術,または漆を採集して歩く人たちのこと。一般に農家副業として行われ,漆器の産地に近い村々の人たちが多く,特に能登会津地方からの出稼ぎが知られている。漆かきは6月から始められ,木に刃物で小さな傷をつけて,そこから流れ出る樹液を桶に移して集める。コロシカキといって,5日おきに5度ほど傷をつけ,最後に枝をおろして伐採し,次の年に新しく芽を出させる方法と,イケガキといって,1期間で木を伐採せずに数年間にわたって採取する方法がある。集めた漆は漆桶に入れ,密封して送られた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む