漸近式(読み)ぜんきんしき(その他表記)recurrence formula

改訂新版 世界大百科事典 「漸近式」の意味・わかりやすい解説

漸近式 (ぜんきんしき)
recurrence formula

領域Dで定義された関数fx)とDの境界点aに対して,となる関数gx)が存在するとき,gx)をxaに近づくときのfx)の漸近式という。これをfx)~gx)と表すことにする。x→+∞のときのガンマ関数の漸近式を与えるスターリングの公式はこの例である。漸近式は数列に関しても使われることがある。数列{an}に対して,となる数列{bn}が存在するとき,{an}と{bn}は漸近的に等しいという。これをanbnと表すことにすれば,上のスターリング公式により,を得る。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 an 上野

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む