改訂新版 世界大百科事典 「漸近式」の意味・わかりやすい解説 漸近式 (ぜんきんしき)recurrence formula 領域Dで定義された関数f(x)とDの境界点aに対して,となる関数g(x)が存在するとき,g(x)をxがaに近づくときのf(x)の漸近式という。これをf(x)~g(x)と表すことにする。x→+∞のときのガンマ関数,の漸近式を与えるスターリングの公式,はこの例である。漸近式は数列に関しても使われることがある。数列{an}に対して,となる数列{bn}が存在するとき,{an}と{bn}は漸近的に等しいという。これをan~bnと表すことにすれば,上のスターリングの公式により,を得る。執筆者:上野 健爾 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by