濡の文(読み)ぬれのふみ

精選版 日本国語大辞典 「濡の文」の意味・読み・例文・類語

ぬれ【濡】 の 文(ふみ)

  1. 好色本
    1. [初出の実例]「なるほどやけぬが尤也。みなぬれの文でござりますものを」(出典:浮世草子・好色万金丹(1694)二)
  2. ぬれぶみ(濡文)
    1. [初出の実例]「露に乱れてゆりわか大臣 ぬれの文さては小鷹も憐て」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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