濡六(読み)ぬれむつ

精選版 日本国語大辞典 「濡六」の意味・読み・例文・類語

ぬれ‐むつ【濡六】

  1. 〘 名詞 〙 暮れ六つ(午後六時頃)の鐘をもじって、濡れ場の刻限を知らせるように打つ六つの鐘の意。
    1. [初出の実例]「アノ鐘は暮六ツぢゃないぬれ六ツぢゃ」(出典:浄瑠璃・糸桜本町育(1777)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android