普及版 字通 「濺」の読み・字形・画数・意味
濺
18画
[字訓] そそぐ
[字形] 形声
声符は賤(せん)。そそぎかけてぬらすことをいう。〔史記、相如伝〕に「相如ふ、頸血を以て大王に濺ぐことを得ん」とあり、血がほとばしり、ふりかかるような状態をいう。
[訓義]
1. そそぐ、かける、はねかける。
2. ながれる、疾く流れる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕濺 チル・ソソグ・アサハヤカニ/濺水 アサハヤカナルミズ 〔字鏡集〕濺 アサハヤカニ・ソソグ・アサシ・チル
[熟語]
濺血▶・濺濺▶・濺瀑▶・濺沫▶・濺涙▶・濺浪▶
[下接語]
雨濺・血濺・水濺・雪濺・湯濺・飛濺
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報