瀬戸瀬温泉(読み)せとせおんせん

日本歴史地名大系 「瀬戸瀬温泉」の解説

瀬戸瀬温泉
せとせおんせん

[現在地名]紋別郡遠軽町字湯の里

湧別ゆうべつ川支流瀬戸瀬川の上流八キロにある。明治三八年(一九〇五)頃瀬戸瀬コタンの熊田マカンチャシが発見したという(郷土のあけぼの)。大正期には二、三人が試掘を図ったが、資金面などの理由で成功しなかった。昭和二五年(一九五〇)遠軽町議会が取上げて町がボーリングを行い、同二九年摂氏四三度の湯が毎分一八〇リットル自噴した。同三一年五月には遠軽町も出資した瀬戸瀬温泉株式会社が設立され、温泉旅館瀬戸瀬温泉として開業した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android