郷土(読み)キョウド

デジタル大辞泉 「郷土」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ど〔キヤウ‐〕【郷土】

自分が生まれ育った土地故郷。「郷土の誇り」「郷土愛」
その地方・土地。「郷土史」
[類語]故郷郷里ふるさと田舎在所国もと郷党郷国郷関家郷故山生地生国生まれ故郷地元出生地出身地墳墓の地

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精選版 日本国語大辞典 「郷土」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ど キャウ‥【郷土】

〘名〙
① 自分の生まれ育った土地。自分を育てた地理的環境。おもに、文化的な面を含めていい、「郷里」よりも広い地域をさす。
草枕(1906)〈夏目漱石〉一二「彼の画題は彼の郷土にはない」 〔列子天瑞
② 田舎。地方。また、田舎であるその土地。
三代格‐八・養老元年(717)一一月二二日「其応官主用料物。所司冝度年別用度。並随郷土所一レ出附国役中男

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普及版 字通 「郷土」の読み・字形・画数・意味

【郷土】きようど

郷里。

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世界大百科事典(旧版)内の郷土の言及

【郷土意識】より

…郷土に対する自意識として形成される観念。郷土はある個人の生まれ育った土地であるとともに,生活様式や思考形成など自己の人格形成がなされる場でもある。…

【郷土教育】より

…郷土の自然や生活,文化を教材とすることによって教授・学習を直観化するとともに,郷土愛ひいては祖国愛を育てることを目的とする教育。日本の郷土教育は,明治初期ペスタロッチの直観教授(実物教授)の思想に基づいて,郷土教材を利用した地理教育と理科教育にはじまる。…

※「郷土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」