火消屋敷(読み)ひけしやしき

精選版 日本国語大辞典 「火消屋敷」の意味・読み・例文・類語

ひけし‐やしき【火消屋敷】

  1. 〘 名詞 〙 火消役がその任にあたるために住む屋敷
    1. [初出の実例]「或る時は近所の寺院へやとはれ火消やしきなどへも入込て」(出典:随筆・近世江都著聞集(1757)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の火消屋敷の言及

【火消】より


[定火消]
 明暦の大火により大名火消程度では対応できないことを痛感した幕府は,その翌年の1658年(万治1)定火消を創設した。4名の旗本に火消屋敷を与え,火消人足を抱えるための役料三百人扶持を給し,与力6名,同心30名をそれぞれ付属させた。定火消は以後その数を増し,95年(元禄8)には15組となった。…

※「火消屋敷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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