最新 地学事典 「灰マンガン橄欖石」の解説
かいマンガンかんらんせき
灰マンガン橄欖石
glaucochroite
化学組成CaMnSiO4の鉱物。直方晶系,空間群Pbnm,格子定数a0.492nm, b1.114, c0.650,単位格子中4分子含む。長柱状結晶,粒状結晶の集合。青緑石とも。青緑・白・帯ピンク色,半透明,ガラス光沢。劈開{001}に明瞭,非常にもろい。硬度6,比重3.48。薄片では無~淡青緑色,屈折率α1.685, β1.723, γ1.736, 2V(-)61°。Mnの位置はMg, Feと置換し,それぞれモンチチェリかんらん石,キルシュスタイナイトとなり,基本的にはかんらん石構造をとる。米国ニュージャージー州Franklinの変成マンガン鉱床中に珪亜鉛鉱・斧石・フランクリン鉄鉱・テフロかんらん石などと産する。日本では,栃木県鹿沼市鹿入鉱山からテフロかんらん石に包有されて少量産した。名称は外観から,緑色を意味するギリシア語に由来。
執筆者:吉井 守正・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

