灰焙烙(読み)はいほうろく

精選版 日本国語大辞典 「灰焙烙」の意味・読み・例文・類語

はい‐ほうろくはひハウロク【灰焙烙】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はいぼうろく」とも ) 茶の湯で、炉の底に溜った灰を取り入れる焙烙灰器
    1. [初出の実例]「ふくべはな入、火ばしはひぼうろく、いづれも一とをりかざったよ」(出典:虎明本狂言・磁石(室町末‐近世初))
    2. 「今日の茶に灰炮碌(ハヒホウロク)を用ませぬは」(出典:滑稽本・指面草(1786)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の灰焙烙の言及

【ほうろく(焙烙)】より

…小型のほうろくは伝法(でんぼ∥でんぼう)と呼び,これを用いて焼く場合は〈でんぼ焼き〉といった。なお,茶の湯では炭手前の際,灰を入れて持って出るのはほうろくを使い,これを〈灰焙烙(はいほうらく)〉〈灰器〉などと呼んでいる。【鈴木 晋一】。…

※「灰焙烙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む