灰霞石(読み)かいかすみいし

最新 地学事典 「灰霞石」の解説

かいかすみいし
灰霞石

cancrinite

化学組成(Na, Ca, □)8(Al6Si6O24)(CO3, SO42・2H2Oの鉱物カンクリナイトとも。Na:Ca比のみならずKも含むことにより多種類の類似鉱物(アフガン石・リオット石など)が認められている。これらを灰霞石-方ソーダ石族とされることがある。六方晶系,空間群P63,格子定数a1.258〜1.276nm, c0.511〜0.520,単位格子中1分子含む。塊状まれに柱状結晶。ガラス,脂肪光沢劈開}完全。硬度5.5〜6。比重2.42〜2.51。無,白,灰,黄,青,灰緑,橙,淡赤色,条痕白色。一軸性負および正,屈折率ε1.495〜1.503, ω1.507〜1.528。霞石閃長岩・同岩質ペグマタイト中のほか,アルカリの供給を受けたケイ酸分に乏しいスカルンや含準長石火山岩を原岩とする角閃岩中にも産出。日本ではスカルン中のものが広島県庄原市から報告。名前はロシアの貴族Cancrin伯爵にちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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