灼骨(読み)シャッコツ

デジタル大辞泉 「灼骨」の意味・読み・例文・類語

しゃっ‐こつ〔シヤク‐〕【×灼骨】

卜骨ぼっこつ

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精選版 日本国語大辞典 「灼骨」の意味・読み・例文・類語

しゃっ‐こつシャク‥【灼骨】

  1. 〘 名詞 〙 獣骨を焼いて、その表に現われた模様裂け目によって吉凶を占う卜筮(ぼくぜい)の法。中国をはじめ、東アジア古くから分布している。〔後漢書東夷伝・倭〕

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世界大百科事典(旧版)内の灼骨の言及

【卜骨】より

…原三国時代(前100‐後300)に属し,日本の骨卜の起源とかかわることが知られる。 日本では,灼骨(しやつこつ)とも呼び,弥生時代前期(島根県八束郡鹿島町古浦遺跡)以来,古墳・奈良時代にかけての実例が,西は長崎県壱岐(壱岐郡芦辺町原ノ辻(はるのつじ)遺跡)から,関東地方までの各地で29遺跡138例知られている。とくに三浦半島の洞窟遺跡(神奈川県三浦市間口および毘沙門洞穴B・C)からは,弥生~古墳時代の実例がまとまって出土している。…

※「灼骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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