…原三国時代(前100‐後300)に属し,日本の骨卜の起源とかかわることが知られる。 日本では,灼骨(しやつこつ)とも呼び,弥生時代前期(島根県八束郡鹿島町古浦遺跡)以来,古墳・奈良時代にかけての実例が,西は長崎県壱岐(壱岐郡芦辺町原ノ辻(はるのつじ)遺跡)から,関東地方までの各地で29遺跡138例知られている。とくに三浦半島の洞窟遺跡(神奈川県三浦市間口および毘沙門洞穴B・C)からは,弥生~古墳時代の実例がまとまって出土している。…
※「灼骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」