精選版 日本国語大辞典 「為り変る」の意味・読み・例文・類語
なり‐かわ・る‥かはる【為変・成代】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
- ① 変わって他のものとなる。他のものに変ずる。変化する。
- [初出の実例]「淵は瀬になりかはるてふ飛鳥川渡り見てこそしるべかりけれ〈在原元方〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋三・七五〇)
- ② その代わりとなる。他のものがそれになって代わる。代理する。
- [初出の実例]「この国の守とありしままなるを、三月のうちになくなりて、又なりかはりたるも、このかたはらに書きつけられし人なり」(出典:更級日記(1059頃))