為尽(読み)ためずく

精選版 日本国語大辞典 「為尽」の意味・読み・例文・類語

ため‐ずく‥づく【為尽】

  1. 〘 名詞 〙
  2. もっぱらその身のためになることをすること。自身利益を専一にすること。
    1. [初出の実例]「何事もためずく、ながうほそうあそばしゃれぬかと申せば」(出典:浮世草子・三島暦(1691)一)
  3. その人のためにつくしているように見せかけること。おためずく。
    1. [初出の実例]「肝煎の嚊が為づくいふて」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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