精選版 日本国語大辞典 「為物」の意味・読み・例文・類語
し‐もの【為物】
- 〘 名詞 〙
- ① 何かの役に立つもの。
- [初出の実例]「『上へきっとたちのびた枝がある』〈略〉『あれが能いし物が有る』『何に成りまする』」(出典:虎寛本狂言・萩大名(室町末‐近世初))
- ② 行なう事。行なうに価するもの。仕事。
- [初出の実例]「こたつ火は独法師のし物かな」(出典:俳諧・犬筑波集(1532頃)冬)
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...