精選版 日本国語大辞典 「独法師」の意味・読み・例文・類語
ひとり‐ぼうし‥ボフシ【独法師】
- 〘 名詞 〙
- ① たったひとりの法師。
- [初出の実例]「わらはごときのひとりほうし、たまたまからかさをはりたててをけば、やがてしまもとをくいやぶり」(出典:御伽草子・猫の草紙(江戸初))
- ② =ひとりぼっち(独法師)
- [初出の実例]「ひとりほうしはきんぜいと、宿かすものはなかりけり」(出典:説経節・越前国永平寺開山記(1689)六)
ひとり‐ぼっち【独法師】
ひとり‐ぼし【独法師】
- 〘 名詞 〙 「ひとりぼうし(独法師)」の変化した語。
- [初出の実例]「花鳥やちらば鳴子の独ぼし〈菊峯〉」(出典:俳諧・其袋(1690)春)