デジタル大辞泉 「為落す」の意味・読み・例文・類語 し‐おと・す【▽為落(と)す】 [動サ五(四)]なすべきことを、うっかりして忘れる。「肝心の署名を―・す」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「為落す」の意味・読み・例文・類語 し‐おと・す【為落】 〘 他動詞 サ行五(四) 〙① すべきことをし忘れる。[初出の実例]「物の注をするが大事なぞ。しをとせばけがであるほどにぞ」(出典:四河入海(17C前)一)② おとしいれる。また、ないがしろにする。無視する。[初出の実例]「当世の人の心に、種々のあやつり多くして、人をしをとして、我身を持んとして」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)③ 苦心して手に入れる。[初出の実例]「太夫をしをとした客めがとん病死にして」(出典:浄瑠璃・椀久末松山(1710頃)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例