烏帽子下(読み)えぼしした

精選版 日本国語大辞典 「烏帽子下」の意味・読み・例文・類語

えぼし‐した【烏帽子下】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 近世烏帽子をかぶる時の髪の結い方。元服の際、前髪をとって結う髪の結い方。烏帽子髪
    1. [初出の実例]「大ふくの茶筅髪かや烏帽子下」(出典:俳諧・桜川(1674)春一)
  3. 歌舞伎で、烏帽子をかぶる役に用いられる鬘(かつら)の名。頭の部分は烏帽子で隠れるので、鬢(びん)だけの鬘。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android