烏帽子山(読み)エボシヤマ

デジタル大辞泉 「烏帽子山」の意味・読み・例文・類語

えぼし‐やま【烏帽子山】

和歌山県南部、新宮市東牟婁ひがしむろ那智勝浦町の境にある山。標高910メートル。那智山一峰。南西方に那智の滝がある。吉野熊野国立公園に属する。名の由来は山頂直下に烏帽子形をした帽子岩があることから。

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世界大百科事典(旧版)内の烏帽子山の言及

【比婆山】より

…《古事記》に記される,伊邪那美(いざなみ)神を葬った〈出雲国と伯伎(ははき)国の堺の比婆の山〉にあたるといわれ,美古登(みこと)山,御陵(ごりよう)山とも呼ばれる。また県境にある烏帽子(えぼし)山(1225m)から比婆山,立烏帽子(たてえぼし)山(1299m),池ノ段(1279m),竜王山(1256m)と,南東に連なる5峰を総称して比婆山ともいう。烏帽子山の西には吾妻山(1239m)があり,これら比婆山連峰は中国山地の脊梁部をなし,山頂部には広い平たん面がある。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」