焙り籠(読み)アブリコ

デジタル大辞泉 「焙り籠」の意味・読み・例文・類語

あぶり‐こ【×焙り籠/×炙り子】

炭火の上に置いて、衣類などを掛けて乾かす竹のかご。あぶりかご。伏せ
もちなどを焼く鉄製の網。

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精選版 日本国語大辞典 「焙り籠」の意味・読み・例文・類語

あぶり‐こ【焙籠・焙子・炙籠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あぶりかご(焙籠)
    1. [初出の実例]「凡応大嘗会竹器熟笥七十二口。煠(あふり)籠七十二口」(出典:延喜式(927)二八)
    2. [その他の文献]〔書言字考節用集(1717)〕
  3. 餠などを焼くのに用いる鉄の網または棒。あぶりだな。
    1. [初出の実例]「鍛冶権守佳例あぶりこ、又火箸到来候間、弐十疋遣候」(出典:石山本願寺日記‐証如上人日記・天文五年(1536)一二月二五日)
    2. 「水に漬し餠或ひは草あんぴなど唱へ候品、あぶりこの上に乗せて焼くに」(出典:随筆・耳嚢(1784‐1814)四)
  4. 茶などを入れて炒(い)る大きめの竹籠日葡辞書(1603‐04))。

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