無単袴(読み)ぶたご

精選版 日本国語大辞典 「無単袴」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐たご【無単袴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 単・下袴などを着ない略式装束
    1. [初出の実例]「御厩舎人事 〈略〉ふたこの時、細烏帽子・藁沓」(出典:物具装束鈔(1412頃か))
  3. ( 形動 ) 不格好で無作法なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「准陰郡と云ぶたごなる字の上に東風二月とやわやわとしたる字を添へ」(出典:三体詩幻雲抄(1527))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android