無常堂(読み)むじょうどう

精選版 日本国語大辞典 「無常堂」の意味・読み・例文・類語

むじょう‐どうムジャウダウ【無常堂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 死にかかっている病人を収容する所。無常院ともいう。
    1. [初出の実例]「病者、孤子等、令路頭之時、随見合殊可禁制若又偸有棄置者、為保々奉行人之沙汰、可無常堂」(出典:近衛家本式目追加条々‐弘長元年(1261)二月二〇日)
  3. 火葬場
    1. [初出の実例]「此葬所を御所御通候べき由申て、葬所如何候間、無情堂の跡前そとつつませられば可然由」(出典:実悟記(1580))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android