無従谷(読み)むじゅうこく

最新 地学事典 「無従谷」の解説

むじゅうこく
無従谷

insequent valley

ふつう,川は地表面の最大傾斜方向に流れるが,この一般法則に従わず地表面の最大傾斜方向とは無関係に流れる河川・谷を無従河川・無従谷という。隆起した海底が一様な堆積物からなる広い台地を形成している地域や,花崗岩のような均質な岩石が広く分布する地域に発達しているが,成因は不明。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「無従谷」の意味・わかりやすい解説

無従谷
むじゅうこく

地表面の一般傾斜や地質構造などと無関係な方向に流れる川によって生じた谷。地表の最大傾斜方向に対して斜めに流れることが多いが、これは必従谷から谷頭侵食が進んだ結果、支流として成長した無従河川によってつくられる。アメリカの地形学者デービスが、水平層からなる地域で、必従谷の支流として発達した成因のわからない谷に対して命名した。台地上に発達し、樹枝状水系模様を示す。

[髙山茂美

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