無用の長物(読み)ムヨウノチョウブツ

デジタル大辞泉 「無用の長物」の意味・読み・例文・類語

むよう‐の‐ちょうぶつ〔‐チヤウブツ〕【無用の長物】

あっても役に立つどころか、かえってじゃまになるもの。「かつての最新工場も今では無用の長物となった」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無用の長物」の意味・読み・例文・類語

むよう【無用】 の 長物(ちょうぶつ)

  1. あっても益のないもの。あっても役に立たないどころか、かえってじゃまになるもの。
    1. [初出の実例]「而其他聖人千言万語、挙皆為無用之長物」(出典語孟字義(1705)下)
    2. 「無用の長物として十数年大坂城に放置されていたが」(出典:おお、大砲(1961)〈司馬遼太郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「無用の長物」の解説

無用の長物

あってもその場の役に立たず、かえってじゃまになるくらいのもの。あって益のないもの。

[使用例] 無用の長物として十数年大坂城に放置されていたが[司馬遼太郎おお大砲|1961]

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android