無腸(読み)ムチョウ

デジタル大辞泉 「無腸」の意味・読み・例文・類語

む‐ちょう〔‐チヤウ〕【無腸】

腹のすわっていないこと。節操のないこと。
「―の男は薩長政府に取入って」〈蘆花黒潮
無腸公子」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「無腸」の意味・読み・例文・類語

む‐ちょう‥チャウ【無腸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 節操のないこと。また、腹がすわっていないこと。
    1. [初出の実例]「世間無腸的学者輩の外に立ち、隠然在野政治家等に向て其方針を指点せるが如きに至ては」(出典:薩長土肥(1889)〈小林雄七郎〉四藩政党)
  3. むちょうこうし(無腸公子)」の略。

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