節操(読み)セッソウ

精選版 日本国語大辞典 「節操」の意味・読み・例文・類語

せっ‐そう‥サウ【節操】

  1. 〘 名詞 〙 節義をかたく守って、かえないこと。主義・意見・考えなどを堅固に保持すること。みさお。
    1. [初出の実例]「爵位雖尊、節操愈謙、分家所有、収贍貧孤、散糸綿等、常施三宝」(出典:家伝(760頃)下)
    2. 「我党の政敵たる川尻伯の娘を貰うのは節操を売るやうなもので」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉ハイカラ紳士)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐趙熹伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「節操」の読み・字形・画数・意味

【節操】せつそう(さう)

節義を守る。〔韓非子五蠹〕其の劍を帶ぶる徒)は、徒屬を聚めて操を立て、以て其の名を顯はし、五官の禁を犯す。

字通「節」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android