精選版 日本国語大辞典 「然見」の意味・読み・例文・類語
そうして‐みればさうして‥【然見】
- 〘 接続詞 〙 =そうしてみると(然見)
- [初出の実例]「諸しきくるめて勘定した、引のこり、おめへひとりの身じんまくにもたりよふかへ。そふしてみれば定式のほかにもらふ客が、たんとなくては一日もくらさりゃうか」(出典:洒落本・太平楽巻物(1782))
そうして‐みるとさうして‥【然見】
- 〘 接続詞 〙 そのことから考えると。そうとすると。してみると。そうしてみれば。
- [初出の実例]「何も証拠になる人はなし、そふしてみるとしてもいはれる、しねへでもいはれるといふものだから」(出典:洒落本・滑稽吉原談語(1802)四)