焼き立てる(読み)やきたてる

精選版 日本国語大辞典 「焼き立てる」の意味・読み・例文・類語

やき‐た・てる【焼立】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]やきた・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙
  2. 盛んに焼く。いっそう盛んになるように焼く。焼いて煙をたてる。
    1. [初出の実例]「志賀の海人の火気(ほけ)焼立(やきたて)て焼く塩の辛き恋をも吾れはするかも」(出典万葉集(8C後)一一・二七四二)
  3. 盛んにおだててうれしがらせる。
    1. [初出の実例]「太夫に焼(ヤキ)たてられ、羽柴の煙かぎりと思ひつくを」(出典:浮世草子好色二代男(1684)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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