デジタル大辞泉 「火気」の意味・読み・例文・類語 か‐き〔クワ‐〕【火気】 1 火のけ。また、火。「火気厳禁」2 火の勢い。「火気にたじろぐ」[類語]火勢・火・炎ほのお・炎ほむら・火炎かえん・光炎こうえん・紅炎こうえん・火柱ひばしら・火先ほさき・火の気・種火・火種・口火・発火・点火・着火・火付き・火加減・火持ち・残り火・燠おき・燠火おきび・埋み火・炭火・火の粉・火花・火玉・花火・焚き火・迎え火・送り火・野火 ほ‐け【火気】 1 火の気。また、煙。「かまどには―吹きたてず」〈万・八九二〉2 湯気ゆげ。「―たつ早晩いつもながらの雁の声/直治」〈西鶴大矢数・一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「火気」の意味・読み・例文・類語 ほ‐け【火気】 〘 名詞 〙① 火の気。また、けむり。[初出の実例]「竈(かまど)には 火気(ほけ)吹きたてず 甑(こしき)には 蜘蛛の巣かきて」(出典:万葉集(8C後)五・八九二)② 熱気や湯気(ゆげ)。また、吐く息の白く見えるもの。[初出の実例]「Foqega(ホケガ) タツ」(出典:日葡辞書(1603‐04)) か‐きクヮ‥【火気】 〘 名詞 〙 火から出る熱気や炎。火の勢い。現在では多く「火」と同義に用いる。[初出の実例]「障子を立て廻し、火気を内に籠められたれば」(出典:太平記(14C後)一二)「ガソリンその他引火し易い物の附近で火気を用いた者」(出典:軽犯罪法(1948)一条)[その他の文献]〔春秋繁露‐五行五事〕 かっ‐きクヮッ‥【火気】 〘 名詞 〙 「かき(火気)」の変化した語。[初出の実例]「自分の魂が赤い炭の中へ抜出して、火気(クヮッキ)に煽られながら」(出典:坑夫(1908)〈夏目漱石〉) ひ‐の‐け【火気】 ⇒ひ(火)の気 ほ‐の‐け【火気】 ⇒ほ(火)の気 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例