焼筆(読み)ヤキフデ

デジタル大辞泉 「焼筆」の意味・読み・例文・類語

やき‐ふで【焼(き)筆】

柳などで作った棒の先端を焼いて消し炭状にしたもの。日本画で、下絵を描くのに用いる。土筆どひつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「焼筆」の意味・読み・例文・類語

やき‐ふで【焼筆】

〘名〙 箸(はし)のような柔らかい木の端を焼き焦がして作った炭の筆。ぬぐえばその跡がすぐ消えるので、下絵を書くのに用いた。朽筆(くちふで)土筆(どひつ)
※羅葡日辞書(1595)「Describo〈略〉yaqifude(ヤキフデ) ヲモッテ シタエヲ カク」

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