燕岐地方石仏碑像(読み)えんぎちほうせきぶつひぞう(その他表記)Yǒngi chibang sǒkpul pisang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「燕岐地方石仏碑像」の意味・わかりやすい解説

燕岐地方石仏碑像
えんぎちほうせきぶつひぞう
Yǒngi chibang sǒkpul pisang

韓国,忠清南道燕岐地方一帯に伝わった7体の仏像と仏碑像。造像銘記のあるものが4体含まれており,特に国宝の『碑巌寺己酉年銘全氏阿弥陀三尊石像』 (韓国国立中央博物館) ,『瑞光庵己酉年銘三尊千仏碑像』 (公州博物館) は新羅文武王 13 (673) 年の作とみられる。いずれもろう石素材とし,菩薩像,蓮華文形式,彫刻技法などが似ており,百済系遺民の手に成る燕岐地方様式を表わしている。

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