韓国国立中央博物館(読み)かんこくこくりつちゅうおうはくぶつかん(その他表記)Han'guk kukrip chungang pakmulgwan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「韓国国立中央博物館」の意味・わかりやすい解説

韓国国立中央博物館
かんこくこくりつちゅうおうはくぶつかん
Han'guk kukrip chungang pakmulgwan

韓国,ソウルにある博物館。隆煕1 (1908) 年発足の李王家博物館を母体とする,朝鮮総督府博物館 (1918年創設) 解放後に改称。朝鮮戦争中は釜山に疎開したが 1953年に復帰,69年には徳寿宮美術館の旧李王家蔵品をも編入した。 72年8月景福宮と徳寿宮石造殿を本館とした。 86年旧朝鮮総督府の建物に移転。収蔵品は,先史時代から李朝時代にいたる朝鮮半島全域の考古出土品,絵画,工芸品など約 10万点。代表的なものに,『徳寿宮金銅半跏思惟像』などがある。

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