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ろう石 ろうせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ろう石
ろうせき

印材,彫刻材,耐火物,窯業原料,農薬などに利用される粘土鉱物を主とする岩石の総称。中生代末から新第三紀中新世流紋岩石英安山岩などの火山岩が,熱水変成作用を受けて生成したもの。本来はパイロフィライトを主成分鉱物とする岩石のみをさしていた。なめらかで緻密で,ろう感がある。主構成鉱物の種類から,パイロフィライト質ろう石(パイロフィライト,石英ダイアスポアコランダムカオリン鉱物,絹雲母など),カオリン質ろう石(カオリナイト,ディッカイト,石英,ダイアスポア,ベーム石など),絹雲母質ろう石(絹雲母,石英,カオリナイト)の 3種に大別される。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ろう石

鉱石のひとつ「滑石(かっせき)」の通称で、加工した筆記具石筆」や落書き用玩具のことも指す。滑石は軟らかく、粉末は化粧品や医薬品などに使われる。全国タルク協議会によると、かつては埼玉県や群馬県、和歌山県などで採れたが、白度の高い輸入物にとって代わられ、30年以上前から国内ではほぼ産出していない。主な輸入先は中国。

(2010-12-19 朝日新聞 朝刊 生活1)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ろう石
ろうせき
agalmatolite

(よう)ろう石を主成分とするろうのような脂肪感をもった石。絹雲母(きぬうんも)やカオリンを主成分とする同様な外観をもつものに対しても使われることがある。ダイアスポアの塊を含んだものは、目玉石といって耐火物(るつぼ)の原料となる。クレー原料、耐火物、陶磁器、石筆、印材、彫刻材などに利用される。[松原 聰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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