燭炭(読み)しょくたん(その他表記)cannel coal

翻訳|cannel coal

精選版 日本国語大辞典 「燭炭」の意味・読み・例文・類語

しょく‐たん【燭炭】

  1. 〘 名詞 〙 瀝青炭の一種粘結性を有し、乾留すれば四〇~六〇パーセントの揮発物が得られる。〔工学字彙(1886)〕

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岩石学辞典 「燭炭」の解説

燭炭

石炭についてのスコットランドの古い鉱山用語で,油性の強い硬く緻密な石炭で,蝋燭(ろうそく)(candle)のようにすぐ燃えて容易に明るくなり,一定に燃える.胞子(spore)を含む腐泥質石炭(sapropelic coal)で,藻を含む腐泥質(sapropelic)なボグヘッド炭(boghead coal)とは異なる[Sinclair : 1793, CNRS : 1963, ランダムハウス : 1994].スコットランド語でcannelまたはconnelは蝋燭(candle)の意味.カンデライト(candelite)[Gümbel : 1883],ランタン炭(lantern coal)[Tomkeieff : 1954].

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