爪国領(読み)ひづめこくりよう

日本歴史地名大系 「爪国領」の解説

爪国領
ひづめこくりよう

古代の城崎きのさき奈佐なさ(和名抄)のうち、樋爪庄以外の中世国衙領。樋爪庄とは明確に境界があったわけではなく、多分に入組んでいたものと思われる。弘安八年(一二八五)の但馬国太田文には「樋爪国領 八十町四反百三十分」とみえ、「下司奈佐太郎高春 御家人、公文宮井太郎兵衛尉盛長」の注記がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む