爪形文(読み)つめがたもん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「爪形文」の意味・わかりやすい解説

爪形文
つめがたもん

縄文土器文様の一種。爪形様圧痕を総称する。半截竹管や二枚貝などの原体からつくりだされるが,縄文時代草創期には器面全体に爪形文を施す特徴的な様式があり,人間の爪で施文したものも含まれる。その後,前期には連続爪形文が大いに発達し,中期まで続く。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android