爪杖(読み)つまづえ

精選版 日本国語大辞典 「爪杖」の意味・読み・例文・類語

つま‐づえ‥づゑ【爪杖】

  1. 〘 名詞 〙 手の届かない所を掻くのに用いる杖。上部に人の小さな手首を形どってつくる。如意杖。まごのて。〔類聚名物考(1780頃)〕

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普及版 字通 「爪杖」の読み・字形・画数・意味

【爪杖】そうじよう

まごの手。

字通「爪」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の爪杖の言及

【孫の手】より

…手に持って自分の背をかく道具。先端を小さな手のようにつくった竹の棒で,爪杖,あるいは如意ともいう。《和漢三才図会》によれば中国の伝説に由来するといい,漢の桓帝の代に蔡経という男が神仙の王の訪問を受けた際,若くて美しい仙女の麻姑(まこ)に会い,鳥のような爪をしているのを見て,その爪で背中をかいてもらったらさぞ気持ちいいだろうと想像した話が《神仙伝》にある。…

※「爪杖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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