父御子(読み)チチミコ

デジタル大辞泉 「父御子」の意味・読み・例文・類語

ちち‐みこ【父御子/父皇子】

皇子である父。
「―も思ふさまに聞こえかはし給ふ」〈賢木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「父御子」の意味・読み・例文・類語

ちち‐みこ【父御子・父皇子】

  1. 〘 名詞 〙 父親である皇子。親王である父。
    1. [初出の実例]「我に聞せよ。ちちみこのさやうの方にいとよしづきて物し給ふければ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android