父鬼村(読み)ちちおにむら

日本歴史地名大系 「父鬼村」の解説

父鬼村
ちちおにむら

[現在地名]和泉市父鬼町

大野おおの村の南にあり、父鬼川が流れる。横山よこやま谷の一村。東は河内国錦部にしごり滝畑たきのはた(現河内長野市)、南は紀伊国(現和歌山県伊都郡かつらぎ町)。滝畑との境に三国みくに(八八五・七メートル)がそびえ、かつらぎ町との間は七越ななこし峠・鍋谷なべたに峠で結ばれる。西行の「山家集」に「熊野へ参りけるに七越の嶺の月を見て詠みける」という詞書をもつ次の歌がある。

<資料は省略されています>

戦国時代当地の地名を負う土豪父鬼氏がいたが、施福せふく寺は和泉守護細川氏方に味方し、援助と引換えに父鬼氏や同じく土豪の横山氏の跡職支配の権利を手に入れている(年未詳九月二八日「檜山賢久書状」施福寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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