泉州志(読み)せんしゆうし

日本歴史地名大系 「泉州志」の解説

泉州志
せんしゆうし

六巻六冊

別称 和泉誌 石橋直之著 元禄一三年刊

版本 大阪府立中之島図書館

解説 漢文体の地誌で、巻一―二を大鳥郡、巻三は和泉郡、巻四は南郡、巻五―六は日根郡と分け、初めに和泉国図を載せ、和泉の村里山川名勝旧地社寺旧跡などあらゆる地物につき詳細に説明し、「古事記」「旧事紀」「六国史」「延喜式」「和名抄」などをはじめ古典の著述、諸家の日記・戦記、社記・寺記など広範囲の史料原文のまま引用、各所私見を加える。京都の儒者松下見林の序文巻末には大坂の国学者契沖の跋文を記載し全体の体裁を整える。

活字本 大日本地誌大系一八・「泉州史料」二

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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